党の衰退と未来とを予兆する一事

どうやら単独で離党、と言うのが、この党、そして細野なる人物を体現している様だ。

政党の分裂や所属議員の離党と言うのは、昔から枚挙にいとまがない。

だが、代表代行、つまり、一般的な組織であれば代表に次ぐ第2位の地位にある者が党を見限って離党するに際し、何人も行動を共にしないと言うのは、果たして正常な姿なのだろうか。

戦後政治を見ても、吉田茂率いる自由党から公職追放解除となった鳩山一郎が、党首の地位を返してもらえない事を恨み、民主党を立ち上げた時、自由党が2つに割れ一方は鳩山一郎と行動を共にしたし、

社会党右派社会党左派社会党に分裂した時も同じ。

或いは再統一した社会党から民主社会党民社党が、或いは社会民主連合社民連が分離した時も、それなりの仲間を連れて出た。

この党においても、小沢一郎離党時には、それなりの仲間を連れて行った。

それに比べると、実に淋しい風景だ。

もっとも掃いて捨てるほどのナンバー2集団を抱える中、ナンバー2と言っても所詮雑兵扱い、なのかもしれない。

それでも、同道する者なし、と言うのは、個人的な魅力が消失し、或いは完全に求心力を喪失し党内各員の孤立化を示しているとしか言えまい。

つまりは、今まで以上に烏合の集、野合連合となった事は確かだ。

いずれ何処かに身を寄せる事になるだろうが、新しい所属先で“腐った林檎”とならない事を願いたいものだ。

■細野氏の離党届受理=民進

(時事通信社 - 08月10日 16:00)