観た映画 201707 ? 1/3

夏休みなう。

しかし、まとめて取れなくてとりあえず半分だけ取得中。とりあえず実家へ帰りウダウダと、日記を書きつつ。。。

とりあえず先週は、日本映画4本、外国映画3本の、計7本でした。

まずは、日本映画その1の2本。

「獣道」★★★★

『下衆の愛』の内田英治監督が、イギリス人プロデューサーやドイツの映画会社と組んで撮り上げたブラックコメディ。とある地方都市を舞台に、新興宗教、ネグレクト、風俗産業といった大人たちの真っ黒な世界に翻弄されながら生き抜いていく若者たちの姿をパワフルに描き出す。若手注目株やお笑い芸人らの個性豊かなキャストの顔ぶれにも注目。

面白かったです。

かなりディープな世界、裏社会を描いているが、若者たちが主役ということでそこまで深くは描いておらず、観やすい程度で良かったです。そんな世界にはまって行く、若者たちの葛藤、もがき、喘ぎみたいなものがよく描かれていたと思います。まあ、荒いと言えば荒いけど、笑えるシーンも多かったので、まずまず楽しめました。

母の愛に飢えていた少女・愛衣(伊藤沙莉)は、信仰ジャンキーの母親(広田レオナ)によって宗教施設に送られ7年もの間世間から隔離されて生活をしていたが、教団が警察に摘発されが警察に保護された。しかし通い始めた中学校をドロップアウトした彼女は、居場所を求めてヤンキーの一家中流家庭を転々とすることに。愛衣の唯一の理解者であり、彼女に恋をする少年・亮太(須賀健太)もまた居場所を探す不良少年であったが、彼も激動の運命をたどっていく…。

とある地方都市のヤンキーたちの話し。そんな奴らには興味はないし、初めも何だこいつらって感じなのだが、ヤンキーあるあるの数々に笑って観ているうちに、ここに登場する若者たちにどこか惹かれて行ってしまう。

愛衣役の伊藤沙莉はかなりの熱演、それこそ体を張っての。ただ、脱ぐにしてもちょっと中途半端だったか。もっと脱いでもおかしくないシーンは他にもあったのに…。とにかく近藤芳正がうらやましい限り^^;

須賀健太が煙草をふかす姿もさまになるようになったかと^^; 吉村界人はいかにもな怪しさで怪演、アントニーが以外にも(?)好演で驚いた。

“孤独”ではない“孤高”な若者たちの居場所探し。その果てに見つけたものは。。。

連日、上映終了後にトクークショーが開催されており、この日はレディースの皆さんが登壇されました。どーせなら女性の方がいいでしょ、ということで^^;

ヤンキー役の冨手麻妙さん、日高七海さん、根矢涼香さん、ヤンキーの母親役の衣緒菜さんが登壇されました。

正直、劇中では誰が誰やらでしたが、自己紹介の挨拶で役柄を言ってくれたので分かりました。

当たり前だけど、皆さん(?)本物ヤンキーではないので、実際は可愛い、キレイでした。元々知っていたのは冨手麻妙さんだけでしたが、髪切ったんですね。かなり短くなってましたね。

撮影の舞台裏など楽しいおしゃべり、ガールズトーク(?)でした。この作品が衣緒菜さんの実体験を基に作られたとかで、いわば原作者みたいなもんですね。てことは、ホンモノか^^;

その後はサイン会も。主題歌のCD付きのパンフレット購入で、皆さんにお近づきになれて、感想もお話ししたりできて良かったです。冨手麻妙さんのドレスの大きく開いた胸元に目のやり場に困る、どころか釘づけでした^^;

「彼女の人生は間違いじゃない」★★★★

『さよなら歌舞伎町』の廣木隆一監督が、どうしても描きたかったという自身の処女小説を映画化。震災から5年が経った福島で市役所職員として働きながら、週末になると高速バスで東京に向かい、デリヘル嬢のアルバイトをしているヒロインの姿を描く。『グレイトフルデッド』の瀧内公美が体当たりで主演を務め、光石研高良健吾らが脇を固める。

こちらも良かったですね。

思ってた以上に重い感じだったけど、結構引き込まれた。震災から6年(撮影時は5年)、まだまだ終わってないんだなと考えさせられる作品。

福島県いわき市仮設住宅父親光石研)と暮らしている金沢みゆき(瀧内公美)は、平日は市役所で働き、週末になるとデリヘルのアルバイトのために東京・渋谷へと向かう生活を送っていた。そんなある日、昔の恋人・山本(篠原篤)からメールが入る。山本はみゆきともう1度やり直したいと言うが・・・。

主人公の名前が“みゆき”だと認識したのは、終盤になってからだったが、自分の勘違いだったろうか。父親や元カレから何て呼ばれていたか、思い出せない。東京に行けば“ユキ”ちゃんだし。

家事も市役所の仕事も淡々とこなすが、未だ職に就かずパチンコばかりの父親には苛立ちをみせる。

そんな彼女が週末になると、高速バスに乗り東京へ。渋谷でデリヘルで働くためだ。なぜ?なんてのは野暮なことだ。バスから見える送電線が不気味だが印象的。確かにこれは東京に繋がっているが、そのせいで…。

そんな彼女の福島での、東京での姿を追いつつ、父親や、同じくいわきの市役所で働く青年(柄本時生)の姿も追っている。それぞれが何を想い、考え、この先どーするのかを静かに見つめている。

瀧内公美が素晴らしい。必然的な脱ぎも良く、キレイだし、好演、熱演だ。これまで“動”の役があったけど、今作では“静”の演技が印象的。上の『獣道』の内田英治監督の『グレイトフルデッド 』で主演した時より、かなり大人っぽくなったね。

彼女に影響を与えるデリヘルの社員・三浦(高良健吾)の存在感も良い。他のキャストの皆さんも良かったです。

東京駅の女子トイレでよく出会う“同じ匂いのする”女性も、彼女なりの物語があるんだろうな。色んな“彼女”がいるはずだ。

写真展のシーンがよくわからなかった。あの写真は、あの女性の撮ったものではないですよね?